人生の振り返りが大事な理由
昨日は自分の人生を主体的に、幸福に生きるためには、自分としっかり向き合うことをおすすめしました。
具体的な方法として、自分の人生を振り返ることをお伝えしました。
その時に
「あんなことをされてしんどかったな」「もっとこんなことをしたかったな」
など、悲しみや怒りの感情が湧いてくるかもしれません。
そんな感情を呼び起こすのは、嫌ですよね。普通嫌です。
私もとても嫌で、20代のうちは過去のことは全く振り返らず、今・未来だけ考え、生きてきました。
「今を大事にしろ」「過去は振り返るな」
これは他人からよく言われますよね。自己啓発本でもよく目にかかるフレーズだと思います。
ただ、バランスの話になってしまいますが、これはケースバイケースではないでしょうか。
もちろん、過去にしがみつきすぎて、今の自分が行動できないなどデメリットになってしまうのは良くないです。
しかし、今の自分をレベルアップさせるためには、自己受容が必要です。
具体的には良い自分、悪い自分をまるごと認めることです。
生きづらい自分に気づいた時、
「なぜ私はこういうふうに感じてしまうんだろう・自分に自身がもてないんだろう・他人やモノに依存してしまうのだろう」
と信念、依存に気づいた時にどうするか。
自分の歪んだ信念、思い込みを認めたときに、それがどうして形成されたか考えていきます。
やはり自分の過去、生い立ちに、大いにヒントが隠れています。
自分を知ることは、幸福になることです。
自分を知ることは、過去の自分、インナーチャイルドに向き合うことです。
人生を振り返ることは、自分の人生を生きるために、大事な作業なのです。
嫌な感情は宝物?
冒頭で記したように、振り返りをしている時に、
「あんなことをされてしんどかったな」「もっとこんなことをしたかったな」
と過去の体験から、悲しみや怒りの感情が湧いてくることがあるでしょう。
ネガティブな感情は感じるのはとても嫌なものです。
しかし、ここでは、チャンス!と考えるのです。
ネガティブな感情を感じるところに、自分の根源的な欲求が隠れていることがあるのです。
「両親がしょっちゅう喧嘩して嫌だったな」→「もっと仲良くしてほしかったな、自分が大事にされていないと感じられていやだったな」→「もっと自分を認めてほしかったんだな」
「友人に認められようと、必死にアピールしていた自分が嫌だったな」→「見捨てられるのが嫌だったんだな」→「自分に自信がなかったんだな、だから承認欲求に溺れ、他人に依存してきたんだな」
心の奥底に隠れていた、いわゆるインナーチャイルドを探し出し、大人の自分が認めてあげるのです。
自分で自分を愛すのです。
自己愛が問題なのではない。歪んだ自己愛や過度に膨らんだ自己愛が問題なのです。
均整の取れた自己愛は、健全な精神の形成に必要不可欠です。
自分の中の影子を認めてあげるのです。影子と日向子については以下の書籍から。
「なんとなくしんどいけど、何がおおもとにあるかわからない」
漠然とした不安が慢性的にあり、生きるのがしんどい人はいませんか。
原因がわからないので、生きづらい「今」をなんとかしようと、モノや人に依存したりするのです。
私自身がそうでした。
私は振り返り、インナーチャイルド、影子を認めることで、
しんどさの「おおもと」を発見できました。
徐々に嗜好依存から離れることができたのです。
長くなりました。Take home messageです。
これが本日の伝えたかったことです。
なんとなく今生きづらい人は、過去にヒントがある。
だから、人生の振り返りをしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。