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自分が何者かわからない。何をしたいかわからない。
私自身何回味わったかわからない感覚です。
これを感じると、不安になりますよね。
同じように苦しむ人に、本日はこの1冊を紹介します。
精神科医の熊代亨先生によるアイデンティティーを考えるための入門書。
この「自分自身」は何で出来上がっているだろうか。
自分は生まれた時から100%の「自分」で生まれてきているだろうか。
いや、違うだろう。
集まっている自分たち、おれらを実感させてくれる会社や家庭、趣味の活動、好物は自分自身の構成要素で、自分自身をイメージするのに必要不可欠となっている。…アイデンティティの構成要素は成長とともに入れ替わっていく。
何者かになりたい 出版:イースト・プレス 著者:熊代亨
この自分は自分以外のものでできている。
自分が好む人・モノ・場所が、自分の構成要素となる。
何者かになりたいということは、アイデンティティを獲得することである。
アイデンティティの確立とは…好きなもの、手放したくない人や居場所が増えていくこと
何者かになりたい 出版:イースト・プレス 著者:熊代亨
一人で生まれて一人で死ぬ人間がいたらそんなことはないだろうけど、そんな人間この世に一人もいないよね。
みな他者と関わる。
他者は自分の鏡である。そう思うと池田晶子さんの14歳からの哲学の著書をみて考えたけど、社会は自分の外にあるものではなく、中にあるものなのも腑に落ちる。
他者は自分のアイデンティティーの構成要素となる。
人と関わることは、自分を豊かにすることとつながる。
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私自身は自分に自信がなく、
人と関わることに関しても自信がなく、億劫だったけど、
自分も他者も実は表裏一体と考えられるようになって、
自分の座右の銘であり、このブログのテーマである
「自分を満たし、他人を満たす」
に、いきつけた感がある。
順番を逆にすると承認欲求強めになりがち、依存しがちになるので注意。
何者かになりたい、それ以前の自分は何者でもないというレベルの人は、自分の構成要素は希少である。あれもこれもと選ぶ以前にまず手元にあるものを手放さないこと。今の自分でも手が届くものを大切にすること。
何者かになりたい 出版:イースト・プレス 著者:熊代亨
今自分がどこにいるかしっかり確認することは大事ですね。
以外と構成要素があるものです。
助け合って生きているものです。
この本は専門的な用語がほとんど登場せず、口語文で理解がしやすいように説明してくれています。
自分は何者でもない、また何者かになりたいとアイデンティティーの確立を目指している人にはおすすめです。
興味があればぜひ。
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ありがとうございました。