教育の大切さー負のループから抜け出すために

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生い立ちについて①の記事にて書きましたが、

私自身は機能不全家族で育ち、自分は大事じゃないんだ、という信念を身に着けました。

機能不全家族は、表に出ている分は氷山の一角だと思います。

どの家庭も程度に差はあれ、それぞれに問題があるのではないでしょうか。

歪んだ愛情を受けると、健全な愛着形成が阻害されてしまいます。

機能不全家族で育ったひとは、自分の気持ちを抑え込むことようになります。

そうすると、「自分がなんのために生きるのかわからない」と悩みだします。

自分の気持ちを抑圧しているので、アルコールやSNSなどの嗜好に依存することも多々あります。

また、自分に似た人に依存するタイプの人に出会い、共依存に陥る人も多い。

機能不全家族は、社会にとっても大変な問題です。

苦しんでいる子どもも多いでしょう。

学校教育でぜひ教えてほしい問題です。

本来健全な自立については、自分のことを知ることが大事で、それこそ義務教育の場で教えるべきなのですが、

日本の教育は、わかりやすい点数・競争原理を原則としています。

競争社会では過度に他人と比較しがちになり、自分を省みる習慣が形成できません。

教育の場にだけ責任はなく、高学歴・肩書を徴用する日本社会に問題があるのでしょう。

社会はすなわち私であり、ひいては私達一人ひとりの責任です。

上高地からの穂高岳。生き返った。

しかし、真なる自立のためになる教育を受けていないため、自分の力で考えられない。

周りにながされ、親や教員など指導者の言いなりになり、他人の人生を生きる人間が形成されていく。

そのような人が社会人となり、教育者となる。

自分が幸福でないから、他人、社会の幸福を考える余裕がない。

負のループですね。

これを食い止めるのはやはり我々一人一人にかかっているのでしょう。

我々がみな健全に自己受容し、他者貢献の道を歩めるようにならなければならない。

そのためにはみんなでアナウンスする必要があります。

大事なことは、真なる自立。それを大切な幼児期・学童期にしっかり伝えられるような社会ができたら良いですね。

私もなにかできればいいと思ってますが、まずは第1段階として自分を満たすことに重点を置いています。

自己受容をすっ飛ばし他者に関心が向かうと、自己犠牲になってしまうでしょう。

名著アダム・グラントのGIVE&TAKEはとても参考になります。

真なる自立は1に自己受容、2に他者貢献と思います。

この順番はしっかり守りましょうね。

まずはありのままの自分を認めることから始めましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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